結構重要な試験センターの公表書類
流川さんもう勘弁してください!学科試験であれだけ苦労したんですから…。
はい?何の話ですか?
どうせ抜き打ちテストですよね!?学科試験をギリギリで通った自分を試すような!
(あ、なるほど。だから今日はやけにおとなしかったんだな〜)
いやいや、いまさら学科試験なんてしませんよ。ぜひ皆さんには、次の技能試験に受かってほしいと…
だったらなんで、工具や材料を置いていっていいって言うんですか!もう練習しないと間に合わないでしょ!
ああ、そこが心配だったんですね。大丈夫、そのために時間もちゃんと取ってあります。
その練習に入る前に皆さんに渡したいものがあって。はいこれです(ホッチキス止めした紙を配る)。
その練習に入る前に皆さんに渡したいものがあって。はいこれです(ホッチキス止めした紙を配る)。
何ですか、これ?
「技能試験の概要と注意すべきポイント」?
これは、(一財)電気技術者試験センターが同センターホームページで公表している技能試験のいわば「公式ルールブック」のようなものです。
技能試験の合否は「電気工事士技能試験欠陥の判断基準」というもので欠陥かどうか判断されるんですけれど、わずか4ページで基準も1行程度しか書かれていません。
それで、その基準を具体的に言うとどうなるのか、この「技能試験の概要と注意すべきポイント」を見ることによって確認できるんです。
『技能試験に係る「欠陥の判断基準」』
https://www.shiken.or.jp/candidate/handankizyun.html技能試験の合否は「電気工事士技能試験欠陥の判断基準」というもので欠陥かどうか判断されるんですけれど、わずか4ページで基準も1行程度しか書かれていません。
それで、その基準を具体的に言うとどうなるのか、この「技能試験の概要と注意すべきポイント」を見ることによって確認できるんです。
これ、どうやって使うんですか?
まずはちょっとパラパラ見てください。
第3部以降、このあたりにそれぞれ具体的な欠陥が写真や図で説明されています。
このあたりを練習前に一応でいいですので見ておいてください。
第3部以降、このあたりにそれぞれ具体的な欠陥が写真や図で説明されています。
このあたりを練習前に一応でいいですので見ておいてください。
まだ練習前でピンとこないところもありますけど…。
今はそれで結構です。要は、われわれの作品は試験実施団体はこのようにして評価しているんだなという大枠がなんとなくでいいのでインプットされれば、この時点では、オーケーです。
作品の合否判断に本領を発揮する
「技能試験の概要と注意すべきポイント」
練習後にも使うんですか?
練習後こそ、使うんです!というのは、技能試験は学科試験と違って、その答えが合っているかどうか、全部自分たちで判断しないといけません。それは私も一緒です。
そして実際の試験本番では、出来上がった作品が合格レベルになっているか、自身で判断しないといけません。試験官以外、他に誰もしてくれませんし、試験官は単に合否判定するだけです。
そうなると、自分の中に合否判定できるようにしないといけません。もちろんテキストなどで、欠陥について解説しているものもありますが、これらの大元はこの「技能試験の概要と注意すべきポイント」なんです。
そして実際の試験本番では、出来上がった作品が合格レベルになっているか、自身で判断しないといけません。試験官以外、他に誰もしてくれませんし、試験官は単に合否判定するだけです。
そうなると、自分の中に合否判定できるようにしないといけません。もちろんテキストなどで、欠陥について解説しているものもありますが、これらの大元はこの「技能試験の概要と注意すべきポイント」なんです。
つまり、欠陥の無い作品を作りたければ「技能試験の概要と注意すべきポイント」をよく知っておく必要がある。
そのために試験センターはこれを公表しているんですね。ですので、この「技能試験の概要と注意すべきポイント」を利用しない手はないですね。しかも無料ですし、公式のものです。
練習した作品の完成後は、どうやって使うんですか?
まず4ページにある欠陥基準で、欠陥がないかを判定します。そして、引っかかる場所ではさらにそれで大丈夫か、「第Ⅲ部.技能試験で押さえておきたいポイント」から具体的に見ていきます。
例えば、被覆の長さなど、どれくらいまで許容されるか具体的な数値が書いてあったりします。それらと作品を照らし合わせるのです。
例えば、被覆の長さなど、どれくらいまで許容されるか具体的な数値が書いてあったりします。それらと作品を照らし合わせるのです。
ちなみに欠陥がひとつでもあれば一発アウトで不合格です。それなりに厳しいですよ。
もし何も引っかからなかったら、合格と考えればいいんですね。
そのとおりですね。
さらに最後の方には適切な方法も写真で例示されています。これも参考にできますね。
さらに最後の方には適切な方法も写真で例示されています。これも参考にできますね。
なるほど、いやあ、抜き打ちテストと思ったら技能試験の話だけで良かったよ。
あ、そういえばそんなこと言ってたね。
次回は技能試験練習のための場所やスケジュールなど、具体的なところを説明しますね。