学科試験の勉強法 1 はじめに

学科試験のレベルは第二種電気工事士と比べると難しい？

見せてもらったテキスト、第二種電気工事士の学科試験と比べてだいぶ難しい感じがするんですが…。

何か計算問題もさらにパワーアップしてるような気がします…。

そりゃ、第二種電気工事士より簡単になることなんてないでしょ。レベルも上位資格になるんだし。あまり舐めてもらっても困るよ。

第二種電気工事士と比べてどれくらい難しいんですか？

第二種だってギリギリだったのに…！

そういえば、そうだったね。じゃあ、第二種電気工事士と第一種電気工事士の学科試験での違いについて簡単に説明するよ。
第二種電気工事士は一般電気工作物等の工事を行う資格だから、一般電気工作物周辺の事柄が多く問われる。ところが、第一種電気工事士は、自家用電気工作物も入ってくるからその周辺…例えば高圧受電設備とかが多く問われるって違いがあるね。だから、計算でもそれに結びつくような内容が出題されるから難しく感じるかもしれない。

第二種電気工事士学科試験の計算だって難しいのに…。

高圧受電設備の用語とかもすごく難しい気が…。

だから、もうちょっと気合い入れて勉強する必要があるんだよ。

計算の取組み方

計算問題は全部あきらめるとかできます？

え…！？最初からあきらめるの！？いや、少しはチャレンジしようよ…。第二種電気工事士で学んだことだって結構使えるんだからさ。

私も見ていて、第二種電気工事士の計算問題をもう少し難しくした感じがしました。だから、がんばればなんとかなるかなと。

そうだね、最初から出来ないところを無理してやるんじゃなくて、第二種電気工事士試験のときに学んだ部分から、できそうなところをまずやってみることだと思うよ。

でも、その第二種電気工事士の試験でも大変だったんす！だから計算問題捨てた方が…。

えええ、駄目だよそんなことじゃ！仮にでも、第一種電気工事士って電気の専門家だよ。電気は目に見えないんだから、そこをきちんと把握するには数字の扱いは避けられないよ！

お！やってますね。先輩の言葉、どうですか？

もう資格をすでに持ってるからって、なんか難しいことを言われてます。

いやそんなつもりじゃ…。

そう思いますか？でも、先輩だって今でも皆さん以上に一生懸命勉強してるんですよ。

え！？第一種電気工事士の資格を持っているのに！？

どうしてですか？

高坂くんはさらにレベルを上げようと、いま電験三種試験にチャレンジ中です。電気数学も高度なかなり難しい試験です。だから、電気技術者に必要なレベルについていろいろ知っているんですね。高圧の機器を扱える第一種電気工事士のレベルもよくわかってるんです。
ですので、皆さんには厳しいことを言ってるように見えますが、きちんとした技術者になるために必要なレベルを教えてくれているんですよ。