第二種電気工事士でできる仕事は?
確認なんですけど、第二種電気工事士って、小さな電気設備の電気工事を行う仕事なんですよね。
いや、自分はもっとビッグスケールな電気工事をしたいんだ!
話が~前に~進まな~い…。
大きい、小さいというとあまり具体的でないので、もう少し深く説明しましょう。
皆さんは電圧ってわかりますか?
皆さんは電圧ってわかりますか?
たしか、学校でやったような…。
オームの法則で勉強した気がします。
(なんで急に鳥の話を…?適当に相槌しとこ…)
うん!
うん!
それはオウム。
心読まれた!
「電圧」というのは、面白い性質があって、並列でつないでいると、電線の抵抗を無視すれば、どこで測っても同じ値になります。
並列… 抵抗…!?あわわ、急に言われても心の準備が…。
これくらいはついていこうよ…。
(わたしもちょっとあやしいけど…)
(わたしもちょっとあやしいけど…)
まあ、電圧は場所によって変化しないので、基準にしやすいくらいで、今は結構です。
こういった理由で、電気工事をする電気設備も、基準にしやすい電圧で分類しています。
今まで、小さい電気設備と言ったのは、100Vや200Vといった低い電圧、これを「低圧」と呼びますが、低圧の電気設備の工事を行うのが「第二種電気工事士」です。
注意が必要なのは、電気設備のどの部分が低圧と考えるかですね。
こういった理由で、電気工事をする電気設備も、基準にしやすい電圧で分類しています。
今まで、小さい電気設備と言ったのは、100Vや200Vといった低い電圧、これを「低圧」と呼びますが、低圧の電気設備の工事を行うのが「第二種電気工事士」です。
注意が必要なのは、電気設備のどの部分が低圧と考えるかですね。
そういえばさっき、この事務所は第二種電気工事士では工事できないと言われましたけど、それと関係あるんですか?
お、なかなか鋭いですね。おっしゃる通り、この事務所の電気設備も100Vです。つまり低圧ですね。でも、第二種電気工事士は工事できない。いったいなぜでしょう?
うーん、どこかに大きな電気設備が隠れてるのかな…。
あ、そうだ!流川さん、たしか「この建物は6600Vで電気が供給されている」と言ってましたから、そこじゃないですか?
あたりです!
電気設備は基本的に電力会社から電気を供給されますね。その供給されることを電力会社から電気を受けるので「受電」と言いますが、この受電する時の電圧が6600Vであると高圧受電といい、そこにある設備全体を、低圧100V/200Vで使用する部分も含めて「自家用電気工作物」と言います。
そして、自家用電気工作物は、第二種電気工事士の資格だけでは工事できないんですね。
電気設備は基本的に電力会社から電気を供給されますね。その供給されることを電力会社から電気を受けるので「受電」と言いますが、この受電する時の電圧が6600Vであると高圧受電といい、そこにある設備全体を、低圧100V/200Vで使用する部分も含めて「自家用電気工作物」と言います。
そして、自家用電気工作物は、第二種電気工事士の資格だけでは工事できないんですね。
一方、小さな電気設備、100Vや200Vなど低圧受電した電気設備は「一般用電気工作物」と言い、第二種電気工事士が工事できるものになります。
第二種電気工事士で工事できる
「一般用電気工作物」とは
ということは、第二種電気工事士が工事できるものは「一般用電気工作物」で、「一般用電気工作物」は低圧受電したもの、これでいいですか?
おおむね正しいです。
おおむね…?
違う場合もあるの?
せっかくなのでもっと深堀りして説明しますね。
低圧受電した電気設備、電力会社などの電気設備は除きますが、これは、基本は「一般用電気工作物」になります。ですので、おおむね三輪さんの言っていることは正しいんです。ただし例外があります。
例えば、火薬類の製造事業所…例えば花火工場などは、低圧受電であっても一般用電気工作物にならない場合もあるんです。
低圧受電した電気設備、電力会社などの電気設備は除きますが、これは、基本は「一般用電気工作物」になります。ですので、おおむね三輪さんの言っていることは正しいんです。ただし例外があります。
例えば、火薬類の製造事業所…例えば花火工場などは、低圧受電であっても一般用電気工作物にならない場合もあるんです。
低圧受電でも第二種電気工事士が工事できない場合もあるのか。
第二種電気工事士で工事できる小規模発電設備
逆に、低圧受電という条件でない電気設備で、第二種電気工事士でもできる場合もあります。
え!そんなものがあるんですか?
一部の発電設備です。
皆さんは、屋根にソーラーパネルが載っている家を見たことはありませんか?
皆さんは、屋根にソーラーパネルが載っている家を見たことはありませんか?
あ、お隣のお隣の前のさらに道一本向こうの近くにある家のその近くの家の屋根についていました。
つまり近所の家。
太陽光発電に代表される、家庭などに設置される小規模な発電設備を「小規模発電設備」と言って、第二種電気工事士も工事できる、一般用電気工作物等として扱われます。
ということは、家庭用のソーラーパネルの電気工事は第二種電気工事士でも工事できる!
できます。もちろん、きちんとした工事方法を学ぶ必要はありますが、資格としては第二種電気工事士で十分です。
それに地球温暖化対策として、政府も力を入れていますね。
それに地球温暖化対策として、政府も力を入れていますね。
やった!これでビッグな電気工事士としての仕事ができるぞ!
うちの会社でも、家庭用の太陽光発電設置の仕事も行うことがありますから、第二種電気工事士の資格を取得したら、そういった工事ができるかもしれないですね。
第二種電気工事士のみでできる電気工事も多様
ほかにも、第二種電気工事士でできる仕事ってあるんですか?
一番、ポピュラーなのが一戸建て住宅の電気工事などですね。夢のマイホームを建てるのに、電気工事は必須です。
家族のビッグな夢を実現させる仕事なんすね!
工場や店舗の仕事もありますね。住宅とは異なり、製造や販売などの業務に直結する仕事です。工事後も定期的なメンテナンスや変更のための改修などを行うこともあります。
もしかして飲食店とかの電気工事もできたりしますか?
さらに、第二種電気工事士が行う低圧電気設備の工事は「低圧」だからといって何の危険もないわけではありません。むしろ誰でも触れる設備だからこそ、安全に気を使う必要があるんです。そういった意味では、第二種電気工事士が行う仕事は責任重大です。
責任もビッグになるのか…。ちょっと大丈夫かな。
あ、また自信なくなっちゃった?
今まで見てきたように第二種電気工事士のみで行える電気工事も、さまざまなものがあり、重要なものだということがわかったと思います。
ぜひ皆さんにも早く取得してほしいですね。
次は、第二種電気工事士をどうやって取得していけるか具体的に見ていきましょう。
ぜひ皆さんにも早く取得してほしいですね。
次は、第二種電気工事士をどうやって取得していけるか具体的に見ていきましょう。