STORY 5-4

技能試験の練習法 4 
勉強のための場所・スケジュール

お試しで作ってみた最初の課題。第二種で慣れていたはずだったけど、結構時間がかかった。どう練習したらいい?

しっかり練習するための練習場所

あー…おしいね。少し時間オーバーしてる。
高坂さん
う〜第二種の技能試験で慣れてたはずなのに、なんか時間かかる!
野田さん
KIPとか初めて作業したので、やり方がよくわからなくて…。
三輪さん
まあ、最初はそんなものだよ…。きちんと練習すれば、余裕を持った時間で作業を終えることができるようになるから。
高坂さん
そうするともっと練習しないとな〜。
野田さん
そうだね〜。
三輪さん
そういえば、自宅でも練習しているんだよね。どこでやってる?
高坂さん
床でやってたんですけど、それはまずいということで机でやってます!
野田さん
(野田くんも学習するんだな〜)
私も机です!
三輪さん
ま、まあさすがに床はあり得ないからね…。きちんと整理整頓してやってる?
高坂さん
いつもいろんな工作作業しているので、棚にしまってからやってます!
野田さん
そういえばそんな話してたかも。
三輪さん
三輪さんはどう?
高坂さん
私も机でしようと思ってるんですが、少し小さい気がして。
三輪さん
あぁ…。それで第二種の時はどうだった…?
高坂さん
けっこうギリギリでした…。
三輪さん
第一種の方が作品の大きさが大きくなるし、少しはみ出てしまう可能性はあるよね…。
高坂さん
うちの作業机大きいから、うちで練習する!?
野田さん
大丈夫。
三輪さん
…。ま、まあ空いているんだったら、台所のテーブルとかをできるだけ広い場所で練習した方がいいよね。その場合も、テーブル傷つけないように下に厚紙などを引くと良いよ。
高坂さん

練習時間はどうしよう…?

練習時間は、どんなペースでやっていけばいいですか?
三輪さん
そうだなあ、君たちはすでに第二種の技能試験はできるわけだから、あと少しなんだよね。だから、第二種の時のまったくゼロから始めるよりは時間が短いと思う。
高坂さん
そういえば、第二種の技能試験の最初の練習はすごく時間がかかりました。
三輪さん
あのときは、自分も若かったな…。
野田さん
…まあ間違ってはないね〜。
三輪さん
…えっと、その頃よりは成長してるってことかな…。問題の時間は40分から60分と増えるけれど、課題の数は13問から10問に減る。だいたい80分くらいは増えるんだけれど、不慣れなときのロス時間を考えると同じくらい、もしくは少し短くなるかもしれない。
高坂さん
なるほど!
三輪さん
もっと時間がかかると思ってた!
野田さん
第二種技能に比べると作業量は増えるから、最初は時間がかかるだろうけれど、繰り返すことでどんどん短くすることができると思うよ。
高坂さん
こう見るとなんかできそうな気がしてきました。
三輪さん
そうだね。
最終的には、試験会場でロスする時間も考慮して、50分から55分を目指そうか。それくらいなら、何かミスっても取り返す余裕があるし…。
高坂さん
はい、がんばります!
三輪さん
自分も自分も!
野田さん
えーと、じゃあその予定でスケジュールも組んでみるか。
高坂さん
おっ!どんなスケジュールですか?
野田さん
今、君たちは仕事が終わった後、作業場を開放して練習してるよね。とするとこんな感じかな。

平日1回→2回→2回→2回→2回→2回
土日2回→3回→4回
高坂さん
だいたい9日から2週間くらいで全部の課題を2回ずつ練習できるよ。
高坂さん
これならできそうですね!
野田さん
頑張ってやってみたいと思います!
三輪さん
うん、じゃあまずは練習のためのいろいろな準備をしようか。
高坂さん