技能試験で使ってはいけない工具
先輩!ずっとお借りしていた最新のペンパクト(充電式ペンインパクトドライバ)、お返しします!
や、やっと返してくれた…。何に使うかと思えば、第二種電気工事士の技能試験に持っていこうとしてたとは…。よく確認してほしい…。
でも、今までなんで借りてたの?
仕事で使って便利だったんで。でも自分用に支給されたんで返します!
まあ、それで仕事がはかどったならいいけどね…。知ってのとおり、電動工具は使えないからね。みんな大丈夫かな。
大丈夫です!自作の工具や改造した工具もダメなんですよね。
あとカッターナイフもダメって聞いてます。
そうだね、持っていけるのは、手動の工具のみ。測定機器も使えないから。
技能試験で持参すべき工具
持っていくべき工具は、第一種と第二種って違いがあるんですか?
うーん、特にないよ。机上で行う作業に使う工具は全く同じ、一応確認しておこうか。
お願いします!
まずは、ペンチ。
主に電線の切断に使う。
第二種でもすごく使いました!
まあ、電気工事の代表的な工具だからね。
次がプラスドライバー。
次がプラスドライバー。
ランプレセプタクルの作業では、たくさん使いました!
第一種の技能試験では、端子台の作業がすごく増えるから、よく使う工具だと覚えておくといいよ。
そして次はマイナスドライバー。
連用埋込配線器具を連用取付枠に取り付けるときに使うものですか?
そうだね、そこで一番使うかな。
ほかにも、連用枠から連用埋込配線器具を取り外すときや配線器具や引掛シーリングローゼットから電線を取り外すときなどに使われるというのは、第二種と同じだね。
ここは第二種とあまり変わらないんですね。
次がナイフ。
第一種だとKIP、VVRやCVVなどの制御電線も出てきて、これら電線はケーブルストリッパーが使えないから、ナイフを使う場面は増えると思う。
その分、怪我に十分注意しないといけないよ。
次はスケールだね。
第一種では、少し単位作業の範囲が大きくなるのでこういうスケールがあるといいだろうね。
このスケール、ストッパ付きで便利です!
あとはウォータポンププライヤ。いわゆるカラスなんて言われているものだね。
たしかにカラスっぽい!
配管の問題のときに使いましたね。
第一種電気工事士の技能試験でも、ねじなし電線管、PF管の作業の問題が出題される可能性はあるからね。
こういったものも準備しないといけない。
最後が、リングスリーブ用圧着工具。
これも練習で握ったね!
私は握力が弱いので苦戦しました…。
たしかに結構力いるからね…。第一種でもリングスリーブを使った終端接続はけっこうあるからね、この工具もよく使うよ。
あると便利な工具
こういった必須の工具のほかにも持っていくと良い工具もある。
第二種では、ケーブルストリッパーを持っていきました。
第一種でも持っていった方がいいよ。
VVFの外装剥ぎ取り、絶縁被覆むきは多いからね。作業効率を考えると絶対に持っていった方がいい。
自分はもう持ってます!
第二種の技能試験で使っていた時もすごく便利でした。
あと、これは必須ではないけれど、第一種電気工事士の技能試験では高圧用の電線KIPが出てくる。一応、ペンチでも切れるは切れるんだけれど、かなり力がいる。そんな時にハンディタイプのケーブルカッターがあると便利だな。
それほど力を入れなくても簡単に切断できるよ。
私は握力がそれほどないので、会社にあって借りられたら持っていきたいです。
自分も、自分も!
確か倉庫にあったと思うから、誰も使ってなければ、上長に断ってから借りられると思うよ。
最後に「プレートはずしキー」。
絶縁電線を配線器具や引き掛けシーリングローゼットから外すのに便利だね。
これも持ってます!
第二種の技能試験で使いました!
材料はどうやってそろえる?
あとは材料!第二種電気工事士の技能試験のときは材料セットを準備してもらったんですけど、そういうの第一種電気工事士にもあるんですか?
ああ、あるよ。第一種電気工事士技能試験「練習セット」だね。
うおーなんかいろいろ入ってる!
やっぱり第一種電気工事士技能試験の材料って違うんですね。
あとは「電気工事士 技能試験工具セット」もある。流川さんにも紹介されたと思うけど…。
まったく同じものが使えるからね。
まったく同じものが使えるからね。
第二種のときに使いました!
「受験練習安心セット」「第一種電気工事士技能試験『練習セット』」はどこで手に入りますか?
この「動画で学ぼう!電気工事士試験ショップ」でインターネット通販してるよ。
1回練習するのか、2回練習するのかで選べるし、また追加で練習したい場合は電線のみのセットもあるんだよ。
とりあえず、2回練習するようにそろえてみよ!
私も2回は練習したいです。
わかった、会社で購入するから、二人分用意しておくよ。