うわ!何このアミアミ?
始めて見ますけど、なんですか?
これはケーブルグリップと言って、幹線など太いケーブルの通線に使われるものなんだ。この網の中にケーブルを入れて通線作業などに使うんだよ。
このアミアミでですか?
そう。この網がグリップ力があってしっかりとケーブルをホールドしてくれる。そして引っ張っているうちにケーブルがねじれないようにこんな感じのより戻しをつけるんだよ。
こういう写真も第一種電気工事士学科試験で出てくるよね。
なんか魚を捕るものなのかなと思いましたけど。
魚は取れそうにないな〜。
これは、油圧式圧着工具だね。
裸圧着端子や裸圧着スリーブの接続に使われるんだ。
ヘッド部分が裸圧着端子や裸圧着スリーブのサイズに合わせた接続部を回転して選択できるようになっているよ。
ヘッド部分が裸圧着端子や裸圧着スリーブのサイズに合わせた接続部を回転して選択できるようになっているよ。
それに合わせて圧着用の駒を選んで装着して圧着接続を行うんだ。
なんかごつい圧着工具ですね。
その武骨さが電気工事士っぽいよね。盤への電線接続のときなど多用されるし、第一種電工学科試験でも出題されるよ。
あと、こんなものもある。
あ!これなんか見たことある!
自分もどこかで見た記憶が…、えーとなんだっけ?
第二種電気工事士の学科試験でも少しだけ出てくる「張線器」だね。架空配線に使われるものだよ。第一種電気工事士の試験にも出てくる。
次は、これなんだけど覚えてる?
ケーブルカッターです。
…です!
…。まあ、二人とも、わかってるみたいだから大丈夫だと思うけど、この工具もときどき第一種電気工事士学科試験で出題される。第一種でしか出題されない工具もあるけれど、第二種電気工事士で出題されていた工具がまた出題されることもあるし、しっかり覚えておくといいよ。
何か、第二種電気工事士学科試験で見るケーブルカッターより大きい感じがしますけど。
ケーブルカッターはいろいろな大きさがあるんだよ。柄の長い方がてこの原理でより大きな力が働くんで太い電線を切りやすい。と言っても手で切るときはすごく力がいるよ。
それで、例えば「オート ギアシフト機構」を使ってハンドル荷重が約1/2になるケーブルカッターも開発されているよ。
それで、例えば「オート ギアシフト機構」を使ってハンドル荷重が約1/2になるケーブルカッターも開発されているよ。
これだったら、私でも使えそうですね。
へえ、いろいろな工夫があるんだな〜。
こういった試験に出てくる工具についても、種類や使い方などいろいろ知っておくと実際の問題を見ても、見慣れている工具としてより覚えやすくなるんじゃないかな。