●野田くんのしている電気工事紹介!
今日は、僕たちのしている「電気工事」を紹介するよ!

電気工事士の仕事を少しでも知ってもらえるとうれしいな!

・・・ということで、皆さんそれぞれの仕事を見てみましょう。まず、野田くんの仕事はどういったものですか?

今は流川さんの下で、マンションの新築工事の作業をしてます!他の現場も経験して、だいぶ流れが見えてきた感じです。

最初は大変でしたからねえ。勘違いが多くておっちょこちょいで・・・。でも、やる気はあったから、仕事を覚えるのも早かったですね!

わーっ!それは言わないでくださいよ!

ごめんごめん。
今の仕事をやってみて、野田くんにとって「電気工事」はどういう仕事だと思うようになりましたか?
今の仕事をやってみて、野田くんにとって「電気工事」はどういう仕事だと思うようになりましたか?

自分たちの仕事って、ほとんどが、建物が完成した後に見えなくなってしまうものですよね・・・。でも、その場所に住む人が便利に生活や活動するために大切な仕事なのかなって思ってます!

意外とちゃんと考えてる!

それじゃ、その調子で電気工事の詳しい流れについて説明してもらいましょうか。

詳しい流れですね!
えーっと、あまり知られてないけど、電気工事ってその建物を建てるために、基礎工事の最初の段階から工事に参加しますよね!
最初にするのは、基礎工事の前に接地板や接地棒を地面に埋める接地工事とか・・・。現場によっては現場事務所や工事中に使う仮設の電気工事を行うこともあったり。
えーっと、あまり知られてないけど、電気工事ってその建物を建てるために、基礎工事の最初の段階から工事に参加しますよね!
最初にするのは、基礎工事の前に接地板や接地棒を地面に埋める接地工事とか・・・。現場によっては現場事務所や工事中に使う仮設の電気工事を行うこともあったり。



そうそう、接地工事は、一般の人にその重要性がなかなか伝わらないけれど、本当に重要な工事です。この工事をしないと電気を安全に使用できないし、また電気を送ることもできません。

ユンボ(油圧ショベル)で掘った穴に接地板を入れたり、接地抵抗の値が出るまで、何本も接地棒をハンマーを使って打ったり・・・、見えないところで結構がんばってます!

そういう作業は、技術者としての要素が強いね。電気工事士でないとできないことだよ。

それでその後は、地上部分に電線管を配管する「土間配管」や「建込み(壁)の配管」、1階天井や2階床など階数を上げて行う「スラブ配管」「建て込み配管」とコンクリートの打設に合わせて進めていきます。



電気というのは、建物の中では使用する人には見えないような形で使用する場所まで送られます。そのためにこれらの配管作業は、使用者に意識させないようにして確実に電気を送るために必要な作業ですね。

電気設備の配管とかしないで建物を建てると、ケーブルが全部見えてるすごくカッコ悪い建物になるんですよね・・・。だから電気工事士は、住んでいる人や使ってる人に電気の経路を意識させないためにいろんな技術を持ってる!

たしかに電線が縦横無尽に走ってる建物なんて安心して住めないよね〜。

配管が終わった次は、内装工事が始まる前にケーブルや絶縁電線を配線する「配線工事」ですね!
特に各戸に電気を送るための幹線の工事は、太いケーブルを縦系統などにも配線するし、かなり力技になるから、手の空いている他の現場の人に応援を頼んだりします。
特に各戸に電気を送るための幹線の工事は、太いケーブルを縦系統などにも配線するし、かなり力技になるから、手の空いている他の現場の人に応援を頼んだりします。

そしたら、器具裏面の裏ボックス、ジョイントボックスなどを壁の中や天井などに設置して、そこにもそれぞれ配線していきます!


このあたりになると「イメージ通り」の電気工事士の仕事ですよね。

最後に内装工事で、照明器具や配線器具、分電盤等を取り付けて、終了!
はー、説明できた!
はー、説明できた!

●建物が完成したときの感動
工事が終わった後に受電して、照明がちゃんとつくか確認していくときは、すごく感動するんすよ!
なんか今までの苦労が報われたって感じで!最初の工事で照明がついたときは泣くかと思いました!
なんか今までの苦労が報われたって感じで!最初の工事で照明がついたときは泣くかと思いました!


そうでしょう。何もなかったところから、照明が点灯したキレイな建物が出来上がるんですから、感慨もひとしおですよね。私もその話を聞いて、若かったころの最初の現場を思い出しますよ。

●三輪さんのしている電気工事紹介!
私は、今は高坂さんの下で戸建て住宅や工場などのメンテナンス工事に行っています。

戸建て住宅ってことは、一般用電気工作物だよね。

そうだね。だから、マンションとかの自家用電気工作物の工事に比べると工期は短くなるね。

戸建て住宅の電気工事は、分電盤から各器具へ配線をしたり、分電盤、コンセントやスイッチなどの配線器具、照明などを取り付けたりします。
監督や大工さんとのコミュニケーションが大切な仕事だな〜って思いますね。
監督や大工さんとのコミュニケーションが大切な仕事だな〜って思いますね。


どのタイミングで電気工事ができるか、きちんと確認しないといけないからね・・・。

工場のメンテナンス工事では、工場で新しい機械など導入するときに、配管・配線や配電盤を設置して動力の電源を送れるようにしています。普段は入れない場所にも入れて、私たちが普段使っている製品ってこうやってつくるんだってわかって、けっこうおもしろいです!

戸建て工事やメンテナンス工事は打込み工事(鉄筋コンクリートや鉄骨造の新築工事)に比べて工期がそんなに長くないことが多いけど、よりユーザーに近いところで作業するという特徴があるね。

●工事が終わった後の気持ち
そうなんです、たまにお施主(せしゅ)さんや工場の方ともお話ししながら工事することもありますが、工事後に直接お礼を言われたりするとすごくうれしいです。ちゃんと自分の仕事を喜んでくれる人がいるんだと思うとまた頑張ろうという気になれます!
それに、専門的な質問もあったりすると「自分も電気の専門家として見られているんだ」って気持ちになります。
それに、専門的な質問もあったりすると「自分も電気の専門家として見られているんだ」って気持ちになります。


お客さんの顔が見える工事というのは、より自分たちの仕事に自信や誇りを持てるものですよね。現場が終わった後にこういった気持ちになれるのも電気工事の面白さですね。
